2 years 2 months ago
SARS-CoV-2感染者の死亡率や重症・重篤な新型コロナウイルス感染症への悪化の予測において、ルーチンの臨床検査はどの程度正確か? ルーチンの臨床検査とは何か? ルーチンの臨床検査とは、患者の健康状態に関する情報を提供する、一般的に行われる一連の血液検査である。これらの検査は、病気の特定や健康状態のモニターに使用することができる。 知りたかったこと 外来や救急外来を受診した患者の中から、重症の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を発症したり死亡したりするリスクの高い患者を特定することが重要である。それらは、臨床医が患者に入院が必要かどうかを判断する際に役立つ。SARS-CoV-2の感染が確定診断された患者において、ルーチン検査が死亡率や悪化の予測に十分正確かどうかを知りたかった。 実施したこと SARS-CoV-2が確認された患者において、ルーチンの臨床検査が死亡率や悪化をどの程度予測できるかを評価した研究を検索した。世界中のあらゆる場所で行われた、どのようなデザインの研究も対象とした。年齢、性別は問わない。 わかったこと 53種類の異なるルーチンの臨床検査を対象とした64件の研究が見つかった。これらの研究では、ルーチンの臨床検査が死亡率、悪化、あるいはその両方をどの程度予測できるかを評価していた。合計71,170人の患者が対象となり、そのうち8,169人(11.5%)...
2 years 2 months ago
HIV感染者が禁煙をするためのさまざまな方法は、どの程度効果的で、有害事象を引き起こすのか? 要点 - バレニクリン(ニコチンへの欲求を抑える薬)は、プラセボ(偽薬)と比較すると、タバコを吸うHIV感染者の禁煙を6か月以上助ける可能性が高く、重篤な有害事象のリスクを増加させない可能性がある。 - 禁煙するのに使われている他の方法が、HIV感染者の6か月以上の禁煙に役立つかどうかは、十分な情報が得られなかったのでわからない。 - 今後の研究では、より大規模で、重篤な有害事象に関する情報を提供する必要がある。 なぜHIV感染者のタバコ使用が問題なのか? 世界中のHIV感染者の多くが、タバコ、つまりタバコの葉およびその製品を、喫煙する、噛む、吸い込む、嗅ぐことで使用している。タバコの使用はさまざまな健康問題を引き起こし、多くの死者を出しているが、人はタバコに含まれるニコチンによって中毒になり、禁煙することが難しくなる。HIV感染者の喫煙率は一般集団人口の約4倍である。残念なことに、有効なHIV治療が受けられるようになっても、HIV感染者は喫煙が原因で約12年間の人生を失う可能性があり、これはHIV感染そのものが原因で失われる可能性のある年数の2倍以上である。 HIV感染者はどうすればタバコを止められるのか? タバコの使用を止めるのに使われる方法には、ニコチン置換療法(NRT)、バレニク...
2 years 2 months ago
反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)は成人の心的外傷後ストレス障害(PTSD)に対する有効かつ安全な治療法か? 要点 - 成人において、rTMSはおそらくプラセボrTMS(偽刺激)と比較して、治療終了時までにPTSD症状の重症度を軽減させない。しかし、これらの結果は、治療の実施方法に大きなばらつきがあったことと、参加者の数が少なかったことにより、限定的なものであった。 - PTSDに対するrTMSの研究では、重篤な有害事象が起こることはまれであった。 - 成人のPTSDに対するrTMSについて、さらなる研究が必要である。今後の研究で、有害事象についてより詳細に報告され、PTSDの重症度を評価するために治療後に参加者をより長く追跡調査することができれば有益であろう。 心的外傷後ストレス障害とは何か? 心的外傷後ストレス障害(PTSD)は、心的外傷を伴う出来事に遭遇した後に発症する、苦痛や障害を伴う症状を特徴とする精神疾患である。PTSDを治療せずに放置すると、PTSDがある多くの人は何年も苦しむことになる。 PTSDはどのように治療されるのか? PTSDには薬物療法や精神療法などいくつかの治療法がある。しかし、既存の治療法では脱落率が高く、これは治療への忍容性に問題があり、症状が続く可能性があることを示唆している。PTSDにはより効果的な治療法が必要である。反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)...
2 years 2 months ago
ビタミンDの補充は、妊娠中の女性およびその児に有益か、有害か、あるいは影響がないか? 要点 妊娠中のビタミンD補充は、妊娠中の女性およびその児の特定の健康状態を改善し、妊娠の有害転帰のリスク(危険)を低減するのに役立つ可能性がある。 {1>公衆衛生への影響<1} 妊娠中のビタミンD不足は、妊娠中の女性およびその児の健康合併症と関連している。このような合併症を予防する上で、妊娠中のビタミンD補充は必要であると考えられている。 何を調べようとしたのか? 妊娠中のビタミンD補充が、妊娠中の女性およびその児の特定の健康結果(早産や低出生体重児の減少など)を安全に改善し、妊娠の有害転帰(過度の出血など)のリスク(危険)を減少させるかどうかを評価すること 本レビューで行ったこと 本レビューは2012年に初版が発表され、その後2016年と2019年に更新されたレビューの最新版である。妊娠中のビタミンD補充について、単独またはカルシウムや他のビタミン・ミネラルとの併用で、プラセボまたは介入なしと比較した臨床試験を検索した(2022年12月)。各研究の信頼性を評価するツール を用いて検証した。 研究の結果を比較、要約し、研究方法や規模などの要因に基づいて、情報の信頼性を評価した。 何を見つけたのか? 本レビューの旧版には30件の研究が含まれていた。今回の更新では、これらの研究のうち20件を「分類待...
2 years 2 months ago
胃管の位置を確認するのに、超音波検査単独または他の方法との併用は有用か? 要点 - 胃管の適切な位置を確認するために超音波検査がX線検査に代わる有望な方法であるかどうかは不明である。 - 誤った位置に留置された管を特定する超音波検査の精度を見極めるには、さらなる研究が必要である。 胃管とは何か?なぜ使用されるのか? 食道は、口と胃をつなぐ筋肉でできた管である。うまく飲み込めない場合は、鼻や口から胃管を挿入して、薬や流動食を直接胃に入れることがある。食道は、肺に空気を送る気管に非常に近いため、注意が必要である。胃管の位置がずれて食べ物や薬が気管に入ると、肺に重度の感染症(肺炎と呼ばれる)やその他の合併症を引き起こす可能性がある。それゆえ、胃管を挿入した後にそのチューブが胃内に正しく留置できているかの確認は重要である。正しい位置に留置できたかどうかは、通常X線検査で確認される。 胃管留置の確認において、X線検査から超音波検査に置き換えることがなぜ重要なのか? 超音波は、音波を使って体内の画像を作成する画像診断技術である。特に資源が限られている場所では、X線検査よりもアクセスしやすく、便利かもしれない。 知りたかったこと 胃管留置の確認における超音波検査の精度を調べ、超音波検査が標準的な方法としてX線検査に取って代わる可能性を評価したいと考えた。 実施したこと 胃管留置の確認における超...
2 years 2 months ago
天然歯またはインプラント周囲の歯周病に対する標準治療と抗菌的光線力学療法の併用 要点 成人の歯周病患者に対し、抗菌的光線力学療法(aPDT)を標準治療に追加することが、標準治療のみと比較して有意に効果的であるかどうかについては、結論が出なかった。 天然歯やインプラント周囲の歯周病とは何か? 歯周病の症状には、歯肉からの出血、歯肉の腫れ、口臭などがある。感染によって歯の周囲の軟組織が損傷し、場合によっては歯を失うこともある。また、インプラント(顎骨に固定された人工の歯)を入れている場合は、インプラント周囲の炎症を患うことがある。 歯周病はどのように治療されているのか? 1日2回のブラッシングと定期的なデンタルフロスの使用、それに加えて、歯科医師による治療が必要な場合がある。標準的な歯周病治療には、感染部位から手用器具や電動器具を使って細菌を除去することが含まれる。また、抗菌薬を服用しなければならない場合もあるが、抗菌薬に対する耐性菌が増えているため、別の治療法が有効な場合もある。 抗菌的光線力学療法(aPDT)とは、光吸収色素(細菌を除去した後、口腔内の患部に塗布される)と光源(通常は低エネルギーのダイオードレーザーが使用される)を組み合わせたものである。 何を調べようとしたのか? 歯周病患者に対して、標準治療にaPDTを追加することが、標準治療単独よりも効果的であるかどうかを明ら...
2 years 3 months ago
骨修飾薬は早期乳がんまたは局所進行乳がんを患う女性の骨量減少を抑えるのに有効か? 要点 ‐骨吸収を遅らせる薬(骨修飾薬)を投与すると、骨を強くするのに役立ち、骨折の可能性が低くなると思われるが、望ましくない作用を起こすこともありうる。 ‐どの治療薬にもそれぞれの利点と欠点があるため、どれが最良の選択肢か判断するのは難しい。 ‐これらの薬剤を相互に直接比較する、より多くの研究が必要である。 骨量減少とは何か、そしてなぜそれががん患者に起きるのか 骨量減少とは新しく形成される骨より多くの古い骨が破壊され、(骨代謝の)バランスが崩れることを意味する。ビスホスホネート製剤またはデノスマブと呼ばれる骨修飾薬は骨吸収を遅らせるため、役立つ可能性がある。乳がんを患う女性は特に、がんの治療により骨が弱くなって骨量が減少しがちなため、骨折しやすい。 調べたかったこと ここで明らかにしたかったのは、乳がんを患う女性の骨量減少を抑えるにはどの薬が最も有効か、また望ましくない作用があるかである。これらの薬について、以下のことを調べたかった。 ‐骨を強くするか(「骨密度」) ‐患者の日常生活における身体の感覚や機能を改善するか ‐骨折する可能性が低くなるか ‐患者の余命を延ばすか ‐顎骨の損傷(「顎骨壊死」)や腎機能低下のような望ましくない作用があるか 実施したこと 早期乳がんまたは局所進行乳がんに伴う骨...
2 years 3 months ago
高齢者の不安障害および関連障害に対する認知行動療法と第三世代アプローチ 認知行動療法(CBT)は、不安障害のある高齢者に対し、最小限の管理や他の心理療法よりも効果があるのか? 要点 - 認知行動療法(CBT)は、最小限の管理と比較して、治療直後の不安の重症度を軽減する可能性があることを示すエビデンスがある。しかし、不安の重症度の軽減は持続しない可能性があり、6か月後には治療法による差が認められないこともある。 - エビデンスが不足しているため、CBTが他の心理的治療と比較して効果が高いか低いかはわからない。 - 不安の問題を有する高齢者が、CBTを受けて完全に回復するか、あるいは症状の改善を示すかどうかを明らかにするには、より大規模で十分にデザインされた研究が必要である。 不安障害のある高齢者に対する認知行動療法とはどのようなもので、なぜ重要なのだろうか? 不安障害は、高齢者によくみられるメンタルヘルスの問題である。不安障害は、通常の状況や通常の活動中に、過度の恐怖、心配、緊張を感じることが特徴である。不安障害のある人は、心臓のドキドキ、発汗、震え、吐き気、呼吸困難などの身体症状を経験する。その結果、不安障害がある人は通常、このような過剰で圧倒的な恐怖を経験する状況や活動を避けようとする。不安障害は日常生活や正常な機能を妨げる。 全般性不安障害(GAD)は、特に心配する理由はない...
2 years 3 months ago
統合失調症がある人に対するハロペリドールとオランザピンとの比較 要点 この2種類の薬に利益の点で差があるかどうかは、非常に不確かである。 オランザピンは、全般的な精神状態(行動、気分、思考、知覚など)を改善するという点で若干の利点があり、生活の質(QOL)の点でも利点があるかもしれない。 オランザピンでは体重が増加しやすく、ハロペリドールでは運動障害を起こしやすい。ハロペリドールを服用している人は、服薬を中止する可能性がより高い。 ハロペリドールとオランザピンのどちらかを選択する場合、考慮に入れるべき要素は、その人の嗜好、体重の増減傾向などの特徴、薬物療法の経験である。 統合失調症とは? 統合失調症がある人は、しばしば他の人には聞こえない声を聞いたり、他の人には見えないものを見たり、他の人にはない信念を持ったりする。また、非常に疲れやすく、興味がなく、感情を感じにくくなることもある。このレビューは重要である。なぜなら、統合失調症は重度の精神疾患であり、生涯に診断される確率は約1%だからである。 ハロペリドールとオランザピンとは何か? ハロペリドールは、統合失調症の治療に何十年も使われてきた。今でも最もよく処方される治療のひとつであり、明確な利益がある。また、特に高用量では、落ち着きのなさ、制御不能な体の揺れ、震え、こわばりなどの副作用もある。オランザピンは、比較的新しい薬である。...
2 years 3 months ago
小児における歯のフッ素症の原因としてのフッ化物局所応用 小児期におけるフッ化物局所応用は斑状歯の形成と関連するか? 要点 高いフッ化物濃度(1,000ppm以上)の歯磨剤を1~2歳の小児に使用することは、永久歯の歯のフッ素症(斑状歯や変色歯)のリスクの増加と関連しているといういくつかのエビデンスがある。 しかし、小児が歯磨きを開始する時期、使用する歯磨剤の量、歯磨きの頻度など、永久歯のフッ素症のリスクに関しては、決定的なエビデンスはない。 歯のフッ素症(斑状歯)とは何か? これまでの研究で、フッ化物を含む歯磨剤がう蝕を予防することが示されている。しかし、歯の発育期にフッ化物を過剰に摂取した小児は、永久歯に歯のフッ素症を発症する可能性がある。歯のフッ素症は、永久歯に白い縞や筋、不透明な大きな斑点、褐色の変色、穴、もしくは破折として見られることがある。 何を調べようとしたのか? 今回のレビューの更新では、幼児期における局所フッ化物塗布が永久歯のフッ素症と関連するかどうかを明らかにするために、より多くの適切にデザインされた研究が近年発表されているかどうかについて調査した。 何を行ったのか? 小児におけるさまざまな局所的フッ化物への曝露(歯磨きを開始した年齢、歯磨きの頻度、歯磨剤のフッ化物濃度など)と永久歯のフッ素症リスクとの関連を評価した研究について検索を行った。研究結果を比較、要約し...
2 years 4 months ago
生殖補助医療を受ける女性に対するアンドロゲン(デヒドロエピアンドロステロンまたはテストステロン) 要点 生殖補助医療(ART)、すなわち体外受精(IVF)や卵細胞質内精子注入法(ICSI)を受けている女性で、反応不良と判定された場合は、テストステロンによる前治療または併用療法を考慮すべきである。 レビューの論点 デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)とテストステロンは、アンドロゲンとして知られるホルモンである。何年もの間、妊娠の可能性を高めるために、これらの合成ホルモン剤がART治療の前に使用されてきた。アンドロゲンは、卵子の数を増やし質を向上させることにより、生児出産の可能性を高めると考えられている。 重要である理由 アンドロゲン(DHEAとテストステロン)は、ARTの補助治療として医師によって処方されることが多く、その使用は患者から要望されている。アンドロゲンの前治療または併用療法がARTの治療成績を改善するかどうかについては、質も結果も異なる多くの研究が行われてきた。 何を調べようとしたのか? 私たちは、補助治療としてのアンドロゲン(DHEAまたはテストステロン)が、プラセボ、無治療、または改善を目指した他の積極的治療よりも優れているかどうかを調べたかった: - 生児出産率/妊娠継続中(「生児出産」とは、妊娠20週以降の出生(死産を含まない)、「妊娠継続中」とは、12週以...
2 years 4 months ago
双極性障害にみられる身体活動に影響を及ぼす要因 要点 双極性障害の人が身体活動に参加するにあたって影響を受ける要因を調べた研究はわずかしかなかった。見つかった研究では、双極性障害の人にとって定期的な身体活動が有益であることが示唆されたが、活動的であることを奨励する効果的な方法だけでなく、いくつかの障害や課題もある。 この統合の目的 この質的エビデンス統合の目的は、双極性障害の人に身体活動を促す要因を探ることである。双極性障害がある人、医療専門家、家族や介護者の視点からの意見や経験に関する質的研究を検索し、分析した。合計592人(オンライン調査に質的データを提供した422人、質的研究から170人)が参加した12件の研究を対象とした。 このエビデンスの統合で検討したこと 双極性障害がある人の多くは身体の健康に問題を抱えており、身体活動を増やせば心身の健康改善に役立つ可能性がある。双極性障害の身体活動促進を目的として、サービス利用者、医療専門家、家族や介護者から意見を求めた質的研究(参加者の経験、信念、行動を収集する研究)を検討した。レビュー著者らはメンタルヘルスと身体活動の分野で働く研究者かつ医療専門家、またはそのいずれかであり、この分野で発表された研究が少ないことから、このレビューテーマを扱った。 本レビューの主な結果 欧州、北米、南米、オーストラリアで行われた12件の研究を対象と...
2 years 4 months ago
医療的に複雑な子どもたちのための包括的ケア・プログラム 本レビューの目的 このコクランレビューの目的は、医療的複雑性を持つ子どもたちにケアコーディネーションやその他のサービスを提供する包括的ケアプログラムが、このグループの子どもたちとその家族の結果(評価項目)を改善するかどうか、また医療サービスの利用と費用に影響を与えるかどうかを明らかにすることである。 要点 医療的複雑性を持つ子どもたちのための包括的ケアプログラムに関する研究は限られており、調査結果は慎重に扱われるべきである。 包括的ケアプログラムは、提供されたケアに対する子どもと家族の満足度を高めるかもしれない。しかし、子どもや親の健康、機能、生活の質(QOL)を向上させるかどうか、また医療費や家族の負担にどのような影響を与えるかについては、さらなる研究が必要である。 知りたかったこと 包括的なケアプログラムが医学的複雑性を持つ子どもたちに有効かどうかを知りたかった。包括的ケアプログラムは、子どもの治療チームのメンバー間のコミュニケーションを助け、子どもに最適なヘルスケアを提供することを目的としたケアコーディネーションを提供する 。 ケアコーディネーションには、治療計画の立案、結果や資源利用のモニタリング、医師との面会調整、不必要な検査やサービスの回避、医療従事者や家族間の情報共有、退院計画、介護者や地域サービスのトレーニン...
2 years 4 months ago
入院中に開始された禁煙のための介入 要点 - 喫煙者が病院に入院した場合、入院中に禁煙カウンセリングを受け、帰宅後も少なくとも1か月間継続すれば、カウンセリングを受けない場合に比べて禁煙を助けることができる。 - ニコチンパッチやバレニクリンなどの薬物とカウンセリングの併用も、退院後の禁煙に役立つ。これらの治療法は、入院中にカウンセリングや薬物療法を開始しないよりも効果がある。 - 病院や病院の臨床医が入院中や退院後に禁煙支援を行うことを支持するエビデンスがあり、退院前あるいは退院時に禁煙を開始することが、退院後も禁煙を継続するために有益であることが示されている。 知りたかったこと タバコを吸う入院患者の禁煙を支援するために、どのような介入が有効かを調べたいと考えた。主な目的は、どの治療法が入院患者の禁煙を少なくとも6か月間助けることができるかを調べることであった。喫煙は、癌、心疾患、肺疾患など、多くの健康問題の原因となるため、重要である。喫煙者で、医学的な病気、特に喫煙に関係する病気の治療のために入院している人は、禁煙のアドバイスを受け入れやすいかもしれない。禁煙の病院環境は、禁煙を試したり、退院後も禁煙を維持するための治療を始めたりするのにも役立つだろう。 実施したこと 医療入院中に開始された禁煙介入(薬物療法対薬物療法なしまたはダミーピル、および/またはカウンセリング対カウ...
2 years 4 months ago
人道危機の影響を受けた低・中所得国に住む人々において、心理的・社会的介入はメンタルヘルスの改善を促進するか? 要点 - 人道的環境において、メンタルヘルスのポジティブな側面を促進するための介入を支持する十分なエビデンスは見つからなかった。より大規模で、十分に実施されたランダム化比較試験が必要である。 人道的危機時のメンタルヘルス 人道的危機とは、通常は広範囲にわたって、地域社会や大人数の人々の健康、安全、治安、福利を脅かすような出来事、または一連の出来事のことである。例えば、戦争や武力紛争、飢饉、地震、ハリケーン、洪水などの災害が挙げられる。人道的危機を生き抜く人々は、身体的・精神的苦痛を経験し、心的外傷後ストレス障害、うつ病、不安症などの精神障害を発症しやすい非常に困難な状況を経験する可能性がある。人道危機における精神障害の推定発生率は、うつ病と不安症で17%、心的外傷後ストレス障害で15%である。 心理的・社会的介入とは? 心理的・社会的介入(心理社会的介入とも呼ばれる)は、心の健康を形成する社会環境の重要性を認識している。それらは通常、心理的要素(その人の精神的・感情的状態に関連するもの、例えばリラクゼーション)と社会的要素(社会的支援を向上させる努力など)の両方を含んでいる。それらは、メンタルヘルスのポジティブな側面(希望や社会的支援の強化、子育てスキルなど)を促進するこ...
2 years 4 months ago
急性心的外傷性ストレス症状を持つ人に対する心的外傷後ストレス障害予防薬 要点 - 心的外傷体験の後には、急性ストレス症状がよく見られる。通常は期限付きである。しかし、人によっては、それが持続したり、心的外傷後ストレス障害(PTSD)として知られる状態にまで進行することもある。薬物療法は、後のPTSDの予防手段として提案されている。 - 以下の4種類の薬物のデータを発見した:抗うつ薬であるエスシタロプラム、免疫反応を低下させ、ストレスに対する身体の反応に関与するホルモンであるヒドロコルチゾン、ストレスに対する反応を軽減するホルモンであるオキシトシン、不安を軽減するために使用される薬であるテマゼパムである。これらはすべてプラセボ(偽薬)と比較された。 - すべての薬について、PTSDになる可能性、PTSDの重症度、または有害な影響に効果があるかどうかは不明である。 急性ストレス症状とは? 心的外傷を受けた人は、その直後に急性心的外傷性ストレス症状とも呼ばれる精神症状を示すことがある。このような症状には、侵入的な記憶や悪夢、肯定的な感情を感じることができない、現実感の変化、心的外傷となった出来事の苦痛な記憶や想起を避けようとする努力、睡眠障害、起こりうる脅威に対する警戒心の亢進などがある。 なぜ急性ストレス症状は、心的外傷後ストレス障害で重要な症状なのか? 急性心的外傷ストレス症状は時...
2 years 4 months ago
幼児期う蝕予防のための、妊婦や新しく母親になった女性、その他の主な養育者への介入 妊婦や新しく母親になった女性、主な養育者に、基本的な歯科治療や口腔保健情報を提供することは、幼児の虫歯を予防するか? 要点 - 妊娠中の女性や母親、養育者に、母乳、哺乳瓶での授乳、固形食の導入など、健康的な子どもの食事や授乳方法に関する情報を提供することで、幼児の虫歯リスクをわずかに減らすことができる。 - 早期虫歯を予防する可能性のあるさまざまなタイプの支援プログラム、特に低所得層の子どもたちに対する支援プログラムの有益性と有害性を理解するためには、さらなる研究が必要である。 なぜ幼児の虫歯予防が重要なのか? 生まれてから6歳までは、虫歯(幼児う蝕と呼ばれることが多い)はよく見られ、一般的に貧困にあえぐ子どもほど悪化する。虫歯は痛みを引き起こし、子どもの健康に長期的な悪影響を及ぼす可能性があり、治療にはお金がかかる。 幼児の虫歯の原因は? 砂糖と歯垢(歯に付着した細菌の層)が虫歯の原因となる。しかし、妊婦や母親、その他の養育者の態度、信念、習慣は、子どもに虫歯ができやすいかどうかに影響する。 知りたかったこと 私たちは、妊婦や新しく母親になる女性、その他子ども(1歳児まで)の養育者を対象に、どのようなプログラムが虫歯を予防し、虫歯の本数、歯の欠損本数、詰め物の必要本数を減らすことができるかを知りた...
2 years 4 months ago
冠動脈疾患、心不全、心房細動のある人において、心理的介入は、心理的介入を行わない場合と比較して、うつ状態や不安を軽減するか? 要点 - うつ状態や不安に対する心理的介入は、冠動脈疾患や心不全のある人において、おそらくうつ状態や不安の中等度の減少をもたらす。 - うつ状態や不安に対する心理的介入は、冠動脈疾患や心不全のある人において、精神的健康に関連した生活の質(QOL)の中等度の改善をもたらすが、身体的健康に関連したQOLは改善しない。 - 心房細動のある人を対象とした研究はないため、この集団におけるうつ状態と不安に対する心理的介入の効果は不明である。 心臓病とは何か? 「心臓病」とは、冠動脈疾患(心臓への血流が減少)、心不全(心臓のポンプ機能が低下)、心房細動(心臓の拍動が不規則)など、心臓に影響を及ぼすさまざまな疾患を指す。 なぜ心理的介入が心臓病のある人の助けになるのか? 心臓病のある人の多く(約40%)がうつ状態や不安の症状を持っており、その多くは長期にわたっていることを示唆するエビデンスが増えつつある。心理的介入とは、よりポジティブな思考、感情、行動を生み出すために用いられる療法で、例えば、より正確でバランスの取れた信念を身につけるための認知行動療法や、瞑想に基づく療法であるマインドフルネスなどがある。これらの介入が、さまざまな心理障害、つまり気分や思考、行動に悪影響を...
2 years 4 months ago
7歳までの小児における急性上気道感染症予防のための経口ビタミンAサプリメント 背景 急性上気道感染症(URTIs)は、小児、特に就学前の小児に最も多い急性感染症である。ビタミンAは免疫系に良い働きをし、感染症に対する宿主の防御力を高める可能性がある。ビタミン欠乏症の子どもは呼吸器感染症にかかりやすいという研究結果もある。そこで、就学前(7歳まで)の小児の急性上気道感染症予防におけるビタミンA補給の役割を評価した。 レビューの論点 就学前児童(7歳まで)の急性上気道感染症予防におけるビタミンA補給の役割は、補給しない場合と比較してどのようなものか? 検索期間 2023年6月8日までのエビデンスを検索した。 研究の特性 対象となった研究はすべて、低・中所得国(インド2件、南アフリカ2件、エクアドル1件、ハイチ1件)で実施されたものである。ビタミンA欠乏症のない健康な子供を含んだ研究が3件、HIV感染女性から生まれた子供を含んだ研究が1件、低出生体重児の新生児を含んだ研究が1件、栄養不良やドライアイを経験しやすい地域の子供を含んだ研究が1件であった。2つの研究では、ビタミンAに加えてビタミンEを併用した。 主要な結果 27,351人の参加者を含む6件の研究を対象とした。研究によって提供されたエビデンスの信頼性は非常に低いか低い。 5つの研究が、一定期間にわたる急性上気道感染症の数を報告...
2 years 5 months ago
早産リスクのある女性に対する硫酸マグネシウムの投与は、赤ちゃんの脳を守るためにプラセボよりも優れているか? 要点 赤ちゃんの脳を保護するために、早産のリスクがある女性に硫酸マグネシウムを投与すると、プラセボと比較して、2歳までの脳性麻痺、および死亡または脳性麻痺の複合転帰が減少した。 この分野での今後の研究は、治療の効果に焦点を当てるべきである: - 子どもたちが思春期や大人になった時はどうか。 - 早産リスクがある異なる女性グループにおける違いや、硫酸マグネシウムの投与方法の違いはどうか。 硫酸マグネシウムとは? 硫酸マグネシウムは、妊娠中のさまざまな合併症に対して世界中でよく使われている薬である。 早産のリスクがある女性とその赤ちゃんにとって、なぜこれが重要なのか? 早産で(妊娠37週以前に)生まれた赤ちゃんは、死亡や脳性麻痺などの障害を含む合併症のリスクが高い。近年、早産になる可能性が高い女性(自然早産、または医学的な理由で早期の陣痛誘発や帝王切開出産を計画する場合)には、赤ちゃんの脳を保護し、これらの合併症を予防するために硫酸マグネシウムが投与されている。 知りたかったこと 早産で生まれる可能性が高い赤ちゃんの脳を保護するために、硫酸マグネシウムがプラセボ(薬を含まないが、試験中の薬と同じように見える "ダミー "の治療法)よりも優れているかどうかを調べたかった。 硫酸マ...
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12 hours 51 minutes ago
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