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Updated: 5 hours 7 min ago

未治療の進行非小細胞肺がん患者に対する免疫療法薬と化学療法の比較

Mon, 02/22/2021 - 09:01
レビューの論点 非小細胞肺がん(肺がんの亜型)と診断された人で、これまでに治療を受けたことがなく、根治的治療に適さない人に対して、免疫療法は化学療法よりも効果的で毒性が低いのか。 背景 肺がんはがんによる死亡原因の第一位であり、全肺がん症例の85%以上を非小細胞肺がんが占めている。病期が進行していると根治的な手術や放射線療法は治療選択肢とはならず、最近まで化学療法が提示されていた。2016年以来、免疫療法薬(がん細胞に対抗する免疫系を刺激することができる抗体)には進行期の患者に延命効果があることが示されてきた。 免疫療法薬の主な副作用は

体重減少食事療法は血圧に影響を与え、高血圧の影響を軽減するか?

Sat, 02/20/2021 - 14:01
高血圧とは? 血圧は、心臓があなたの全身に血液を送り出すために使用する力の測定値である。これは通常、心臓が血液を押し出すときの圧力(収縮期血圧)と、心臓が拍動の合間に休むときの圧力(拡張期血圧)の2つの数字で表される。血圧は水銀柱ミリメートル(mm Hg)で測定され、収縮期血圧が140以上、および/または拡張期血圧が90以上の場合に高いとみなされ、しばしば「140 over 90」と表記される。高齢になるにつれ高血圧を発症するリスクが高まる。 高血圧は、世界中で早期死亡や障害の主な原因の一つとなっている。心臓発作や脳卒中などの深刻な長期的な健康問題を発症するリスクを高める可能性がある

転移したホルモン感受性前立腺がんの治療におけるアンドロゲン遮断療法へのアビラテロンの追加

Thu, 02/18/2021 - 11:01
レビューの論点 本レビューの目的は、ホルモン療法を受けており、かつその治療が奏効している前立腺がん患者に対して、アビラテロンを追加することによってどのような効果があるのかを調べることにあった。 背景 アビラテロン酢酸エステル(以下、「アビラテロン」とする)は、男性ホルモンの作用を阻害することによって、前立腺がんの増殖を遅らせる治療薬である。 前立腺がんと診断された患者の15%以上には、前立腺以外の部位にも広がった病変が認められる。また、一次治療を受けた患者の15~30%は、がんの再発を経験する。進行した前立腺がんに対しては、ホルモン療法(男性ホルモンの量を減らす治療薬

出産後の会陰部痛緩和のための抗炎症薬

Wed, 02/17/2021 - 20:01
論点 出産後、多くの女性が肛門と腟の間である会陰部の痛みを経験する。このコクランレビューは、アスピリンやイブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)を1回投与することで、この痛みが軽減されるかどうかを検討したものである。 重要である理由 出産後の会陰の痛みは、出産時に会陰が切れてしまったり(訳注:会陰裂傷)、会陰を切る(会陰切開術)必要があったりすると、特に鋭く感じられることがある。裂傷がなく、会陰切開をしていない女性でも、会陰部に違和感を覚えることが多く、赤ちゃんの世話をする能力だけでなく、身体を動かすにも影響を与える。このレビューは

小麦粉に鉄を加えると貧血が減り、一般の人でも鉄が増えるのか?

Sat, 02/13/2021 - 11:01
なぜ食事に鉄分が必要なのか? 鉄は体のあらゆる細胞に存在する必須ミネラルである。鉄は血液中の酸素を運ぶタンパク質であるヘモグロビンを作るのに必要である。ヘモグロビンに含まれる鉄の分子は酸素と結合し、肺から全身の細胞や組織に運ばれる。ヘモグロビンが少ないということは、体に十分な酸素が行き渡らないということである。 貧血は、血液中のヘモグロビン濃度が低すぎると発症する。貧血の症状としては、疲労感や元気のなさ、すぐに息が切れる、肌が青白くなる(顔色が悪くなる)、感染症にかかりやすくなるなどがある。 ヘモグロビン値が低いのは、出血や妊娠、鉄を含む食品の摂取不足が原因(鉄欠乏性貧血)となる

先天性心疾患患者の身体活動への介入

Sat, 02/13/2021 - 11:01
論点 このレビューの目的は、先天性心疾患患者の身体活動への介入を行うことのエビデンスを収集することであった。運動訓練、身体活動の促進、肺機能へのトレーニングを含む介入と介入を行わなかった場合(通常のケア)を比較することを目的とした。 背景 先天性心疾患は、心臓の働きに影響を与えるさまざまな先天性欠損症に使用される用語である。先天性心疾患のある人は、寿命、体力、生活の質が低下している。しかし、出生前診断の改善、外科手術(産まれて早期に行われることが多い)、早期介入により、この病気で生まれた人の生存率は飛躍的に改善され、今ではほとんどの人が成人期まで生きるようになった

認知症患者における抗認知症薬の中止・継続について

Sat, 02/13/2021 - 03:01
背景 認知症とは、通常晩年に発症し、思考力、記憶力、コミュニケーション能力、一人で日常生活を管理する能力が低下する疾患グループを表すために使用される用語である。いくつかの脳の疾患が原因となるが、最も多いのはアルツハイマー病による認知症である。現在のところ、認知症を予防したり、進行を止める治療法はないが、コリンエステラーゼ阻害薬(ドネペジル、リバスチグミン、ガランタミン)とメマンチンの2種類の薬が承認されており、症状の一部を治療するために広く処方されている。これらの薬剤は主にアルツハイマー病による認知症に使用されるが、他のタイプの認知症にも使用されることがある

手指の衛生は新生児の感染を防ぐことができるのか?

Sat, 02/13/2021 - 03:01
論点 手指の衛生は新生児の感染を防ぐことができるのか? 背景 毎年、約50万人の新生児が細菌による感染症で亡くなっている。これらのほとんどは貧しい国で発生している。これらの感染症は、赤ちゃんの世話をする人が良好な手指衛生を実践することで予防することができる。 検索期間 検索は2020年6月1日現在の最新情報である。 研究の特性 病院の集中治療室で働く看護師と、入院中の全新生児を対象とした5件の研究が含まれていた。4件の研究では279人の看護師が参加しており、5件目の研究では、研究に参加した看護師の数が明確に報告されていなかった。研究では、「消毒用洗剤」とサニタイザー

早産児における症候性動脈管閉鎖不全症(PDA)に対する治療薬としてのインドメタシン

Sat, 02/13/2021 - 03:01
論点 早産児の症候性動脈管閉鎖不全症(PDA)の治療において、インドメタシンが無治療またはプラセボ(治療効果のない物質)と比較して、どの程度安全で効果があるかを確認したいと考えた。 背景 PDAは早産児や低出生体重児によく見られる合併症である。PDAでは、肺と心臓の間の動脈路(動脈管)が開存している。早産児では、PDAは開いたままであり、生命を脅かす合併症の一因となる可能性がある。PDAの閉鎖に一般的に使用される薬であるインドメタシンが、PDAの症状が出ている早産児に対して、無治療やプラセボと比べて良いのか悪いのかを見たかった。 研究の特性 PDAを有する早産児(妊娠37週未満で出生した児)

出産後の会陰部痛緩和のためのパラセタモール

Sat, 02/13/2021 - 03:01
論点 このコクランレビューの目的は、パラセタモール(アセトアミノフェン)の単回投与により、経腟分娩後の女性の会陰部痛の発生率が低下するかどうかを調べることである。この臨床疑問に答えるために、関連するすべての研究を収集し、分析した(検索日2019年12月)。 重要である理由 赤ちゃんの誕生は、女性や家族にとって特別な時間のはずである。会陰部痛は時に女性の健康を阻害し、赤ちゃんの世話をするのに支障をきたすこともある。 会陰部とは、腟と肛門の間にあるひし形の部分のことで、赤ちゃんが生まれてくるとあざ(内出血)ができたり、破れたりすること(裂傷)がある。女性の中には、赤ちゃんを産むために

持続的腎代替療法時の体外回路の凝固防止のための薬理学的介入

Sat, 02/13/2021 - 03:01
論点 急性腎障害(AKI)は入院患者の主な併存疾患である。重度のAKI患者は腎代替療法を必要とする。持続的腎代替療法(CRRT)は、血液透析療法の一種であり、一般的に集中治療室の重症患者に使用される。老廃物の処理に時間がかかるため、CRRTは通常24時間持続運転される。透析回路内の血液凝固は即時の回路交換を必要とし、治療の中断や不十分な治療につながる。このレビューの目的は、CRRTにおける回路凝固を防ぐためのさまざまな薬剤の有効性と安全性を評価することであった。 実施したこと 2019年9月12日までのコクラン腎・移植専門登録データベースを検索した。我われはこのレビューで

ビタミンD不足を予防し骨の健康状態を改善するための正期産母乳栄養児へのビタミンD補給

Sat, 02/13/2021 - 03:01
レビューの論点: ビタミンDのサプリメントは、母乳栄養の乳児やその母親のビタミンD不足を予防し、骨の健康を増進させるのか? 背景: 乳児のビタミンD欠乏症は世界的に見ても一般的であり、色素沈着、覆いなどによる遮光や、日光浴の回避、居住地の緯度などによりリスクが高くなる。ビタミンDは骨の健康に重要で、栄養不足によるくる病や骨折の予防に役立つ。母乳ではビタミンDの濃度が低いため、母乳のみで育てられている乳児はビタミンDの濃度が低くなるリスクがある。 研究特性: エビデンスは2020年5月時点の最新のものである。2837人の母子ペアを対象とした19件の研究で、乳児へのビタミンD投与を評価した

母乳を与えられる超低出生体重児の成長と発達のための個別化された栄養強化と標準的な栄養強化の比較

Sat, 02/13/2021 - 03:01
レビューの論点: 母乳への栄養とカロリーの添加は、標準的なものではなく個別化されたものでも、早産児の成長やその他の結果を安全に改善するのか? 背景: 早産児は出生後の発育不良のリスクがある。母乳は病気のリスクを減らすが、それだけで必要な栄養を満たすことができない。そのため、早産児に与える母乳には、母乳強化をして栄養を補給する必要がある。母乳を強化するための通常の方法は、すべての母乳とすべての早産児を同じように扱う。しかし、早産児ごとに個別の母乳強化を行うには、2つの方法がある。母乳分析の結果をもとに、ターゲットを絞って母乳に栄養素をプラスする。調整可能な栄養補給は、早産児の検査結果(訳注

統合失調症のためのビデオゲーム

Wed, 02/10/2021 - 05:01
レビューの論点 ビデオゲームは統合失調症や統合失調感情障害の人々の幸福と機能を改善するための効果的な治療法(単剤療法あるいは併用療法)であるか? 背景 統合失調症は、世界中の人々に影響を与える重度の精神疾患である。統合失調症の人は、しばしば現実を歪んだ見方で見る。すなわち、存在しないものを知覚し(幻覚)、真実ではない事柄を信じる(妄想)。統合失調症の人は、やる気を出すのに苦労したり、不安や抑うつを経験したり、認知機能障害が生じたりして、日々の活動に集中するのに苦労したり、混乱したりすることが多い。幻覚や妄想は通常、抗精神病薬で治療するが、それ以外の症状は薬だけでは対処が難しい場合がある。

COVID-19の診断における胸部画像検査の精度は?

Sun, 02/07/2021 - 03:01
なぜこの論点が重要か COVID-19が疑われる者は適切な治療・自己隔離・濃厚接触との連絡を行うため、感染の有無を迅速に知る必要がある。 現在、COVID-19の確定診断には鼻咽頭サンプルの臨床検査(RT-PCR)が必要とされている。RT-PCRは専用の機器を要し、結果が出るまでに少なくとも24時間かかる。RT-PCRの結果は必ずしも正確とは限らず、必要に応じて2回目のRT-PCR検査ないしは別種の検査が行われることもある。 COVID-19は呼吸器疾患である。RT-PCRの結果が出る前あるいは結果が陰性であった場合にCOVID-19様症状を有する患者の診断を目的として

早期の子宮頸癌に対する広汎子宮全摘出術後の膀胱機能障害を予防する介入

Sat, 02/06/2021 - 02:01
論点 骨盤リンパ節郭清を伴う広汎子宮全摘出術(子宮と子宮を取り巻く組織および骨盤のリンパ節を切除すること)は早期の子宮頸癌(癌が子宮頸部と腟上部に留まり、周囲の組織に広がっていない状態)の治療法である。膀胱機能障害(膀胱が尿を溜めたり放出したりする機能の問題)は、排尿をコントロールする神経の損傷により引き起こされる、広汎子宮全摘出術後によくみられる問題である。 本レビューの目的 早期の子宮頸癌に対する広汎子宮全摘出術後の膀胱機能障害を予防する治療の有用性と安全性を評価する。2020年4月までに出版されたランダム化比較試験(患者や患者群を2つ以上のグループにランダムに割付け

産科医療全体のアウトカムを向上させるためのシミュレーションに基づく産科チームトレーニング

Sat, 02/06/2021 - 02:01
シミュレーションに基づく産科チームトレーニングが、トレーニング無しまたは別のタイプのトレーニングと比較して、患者のアウトカム、臨床と教育における産科ケアチームのパフォーマンス、訓練生の経験に及ぼす影響を明らかにする。 論点 産科救急とは、妊娠中や出産前後に母親と赤ちゃんの健康を脅かす可能性のある、妊娠に関連する状態のことである。これらの緊急事態はいつでも起こりうるものであり、結果として高度な決断のための高度なプレッシャーと、母児のケアのための技術的・倫理的課題が発生する。組織的・人的要因は、予防しうる標準以下のケアの主な原因とみなされている。シミュレーションに基づくチームトレーニングは

骨転移を伴う前立腺がん患者に対する骨修飾薬

Mon, 02/01/2021 - 02:01
レビューの論点 このシステマティックレビューでは、骨転移がある前立腺がん患者に対して骨合併症を予防するための複数の異なる薬剤を比較し、治療選択肢の順位を提供することを目的とした。検討対象としたのは、痛みの軽減、各種の骨関連事象の予防、有害事象の発生、QOL(生活の質)など、さまざまな治療結果である。骨転移がある前立腺がん患者の支持療法として投与するのに、最も効果的で安全性の高い骨修復薬の特定をめざした。 背景 前立腺は男性の生殖器系にある分泌腺である。前立腺がんは、骨を含む体の他の部位に広がる(転移と呼ばれる)可能性がある。前立腺がん患者の骨転移は

過体重および肥満の乳がんサバイバーを対象とした減量プログラム:その利点と弊害は何か、プログラムはサバイバーがより長く生きるのに役立つか?

Sat, 01/30/2021 - 08:01
健康的な体重とは? ボディマス指数(BMI)は、身長に対して健康的な体重であるかどうかを評価する。BMIが18~25の人は健康的な体重、BMIが25以上の人は過体重、BMIが30以上の人は肥満を示す。 乳がんと体重 BMIが25以上の人は、乳がんを再発する可能性が高い。肥満は人々の生活の質(ウェルビーイング)にも影響を与え、2型糖尿病、冠動脈性心疾患、脳卒中などの重篤で生命を脅かす状態につながる可能性がある。乳がんの治療が成功した後、BMIが25以上の人には減量が推奨されている。 体重減少 体重を落とすもっとも一般的な方法は、食事によるカロリーを減らす方法と運動量を増やす方法である

成人における注意欠陥多動性障害(ADHD)に対するIRメチルフェニデートの効能・効果

Tue, 01/26/2021 - 03:01
本レビューの目的 即放性(IR)メチルフェニデートと呼ばれる精神刺激薬を用いて成人のADHDを治療した場合の効果についてのエビデンスを検討した。 要点 IRメチルフェニデートは、プラセボ(ダミーピル、偽薬)と比較して、ADHDの症状のわずかな軽減を促進し、医師が認識する症状改善を高める可能性がある。IRメチルフェニデートは、食欲不振、口渇、吐き気、胃痛などの副作用のリスクを高めた。 IRメチルフェニデートは、リチウム(過活動性・興奮の治療薬)と比較して、ADHDの症状、不安、抑うつの変化をほとんど、あるいは全く促進しない可能性がある。 これらの結果は不確かなものであり

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